阪神・中野 近本と最多安打争い「いい経験」 数字は「意識せず」快音連発で勝利へ

 阪神・中野拓夢内野手(26)が24日、近本との最多安打争いに闘争心を燃やした。現在共に153安打。タイトル争いの緊張感を楽しみつつ、快音連発させる意気込みだ。

 「(近本は)去年最多安打を取っていますし、そういった先輩とヒット数を争えるっていうことは自分の中でもとてもいい経験というか、財産になるかなと思う。何とか負けないように、あまり意識はせず、頑張っていきたいと思います」

 23日・広島戦(マツダ)は3安打の固め打ち。今季15度目の猛打賞で、最多安打のタイトルを射程に捉えた。ただ「正直あまり数字は考えていない」と自然体を強調。「自分のバッティングをすればおのずとヒットになりますし、自分のやるべきことをしっかりやればいい」とリードオフマンの仕事に徹する。

 同戦のように中野が初回に出塁すると、得点のムードが上昇する。残り3試合。先発の立ち上がりを攻め、チームに勢いを与える。

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