阪神が糸井引退試合飾れずCS遠のく痛恨4連敗 矢野政権最終年負け越し決定 延長11回に無残6失点

 11回、岩貞は小園の犠打を捕球し一塁へ悪送球する(撮影・山口登)
 11回、一気に4点を奪われぼう然とする岩貞(撮影・飯室逸平)
 11回、小園の犠打を捕球した岩貞が一塁へ悪送球。小幡は捕球できず(撮影・山口登)
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 「阪神4-10広島」(21日、甲子園球場)

 阪神は延長戦の末、痛恨の4連敗。矢野政権ワーストとなる今季借金フィニッシュが決まった。阪神は残り4試合全勝でも69勝71敗3分け。加えてこの敗戦で5位転落。CS進出が危うい状況となった。

 4位で並んでいた広島との一戦は余りに痛い敗戦だ。同点で迎えた延長十一回、守備の乱れなどで1死満塁のピンチとなると、7番手・岩貞が上本に勝ち越し打。さらに菊池涼にも適時打を浴びるなど、この回一挙6点を失った。

 先発・伊藤将はプロ入り後最短となる1回1/3を5安打4失点。二回に坂倉からソロ本塁打、小園にセンターバックスクリーン右への一時逆転の2ランを被弾した。

 さらに続く投手・森下に四球。その後、3番・西川に左前打を許して1死満塁のピンチとなった所で降板。プロ入り後初の中継ぎ登板となった2番手・西純がマクブルームに右犠飛を打たれ1点を追加。結局、この回4点を失った。

 この日は今季限りで引退する糸井の現役ラストゲーム。初回は糸井の近大の後輩にあたる佐藤輝が先制の2点タイムリー。糸井は2点ビハインドの五回先頭で代打として登場。フルカウントから相手先発・森下の直球を捉えた打球は左前打となった。

 その後、2死一塁から近本の二塁内野安打と相手守備の乱れで1点を返し1点差に。六回には梅野の同点ソロで試合を振り出しに戻していた。

 CS争いの最中、余りにも痛すぎる敗戦だ。巨人は残り6試合で阪神と広島が残り4試合。矢野監督就任4年目の2022年シーズン。1年目の19年は69勝68敗6分けで3位・20年は60勝53敗7分けで2位。昨季は77勝56敗10分けで2位だった。

 なお、阪神が借金を抱えてCSへ進出したのは15年(70勝71敗2分け、最終順位=3位)の1度。

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