阪神先発・伊藤将がまさかの2回途中4失点KO 2年連続2桁勝利懸かるも小園に逆転2ラン被弾

 2回、伊藤将は小園に逆転2ランを許す(撮影・山口登)
 1回、伊藤将は松山を投ゴロに打ち取る(撮影・山口登)
 2回途中で降板する伊藤将(撮影・田中太一)
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 「阪神-広島」(21日、甲子園球場)

 阪神先発・伊藤将が2回途中で2本塁打を浴びるなどして逆転を許し降板した。CS進出へ4位で並ぶ広島との一戦で、1回1/3を5安打4失点。制球が高めに浮くなど3四球で64球を費やす苦しい投球だった。

 味方打線が初回に2点を先制した直後の二回だ。この回先頭の坂倉にソロ本塁打を許して1点差とされると、続く会沢に中前打を打たれ無死一塁に。この場面で打席に迎えた小園に対し、初球に投じたカットボールが高めに浮いてセンターバックスクリーン右へ運ばれた。逆転を許す2ランを被弾した。

 さらに続く投手・森下に四球。その後、3番・西川に左前打を許して1死満塁のピンチとなった所で降板。ただ、2番手・西純がマクブルームに右犠飛を打たれ1点を追加された。結局、この回4点を失った。

 伊藤将自身も新人だった昨季から2年連続2桁勝利となる今季10勝目を懸けたマウンドだった。さらに21年9月1日・中日戦から甲子園10連勝中。一方で前回先発した14日・広島戦は、この日と同じ森下との投げ合いで、5回3失点だった。

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