阪神・矢野監督 V逸も「まだ目標はある」CS圏内の3位確保へ「自分たちの野球を」

 ファンにあいさつをする矢野監督(右上)らナイン(撮影・佐々木彰尚)
 勝利を喜ぶ原監督の映し出されたビジョンを尻目にスタンドへあいさつに向かう阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
 糸井に声をかける矢野監督(撮影・飯室逸平)
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 「巨人3-2阪神」(17日、東京ドーム)

 阪神が敗れ、17年連続V逸が決まった。4位の広島、5位の巨人とのゲーム差は0・5となった。

 この日、首位・ヤクルトが中日戦で引き分け。優勝の可能性が残されている阪神、巨人の勝利したチームは優勝の可能性が継続する状況だったが、巨人が逆転勝ち。阪神は敵地で悔しい敗戦が刻まれた。

 開幕から大きく出遅れ、何とかAクラス争いまで持ち込んだが、05年以来のリーグ制覇はならず。矢野監督は「いやいやもう、それはもう厳しいのは十分分かっているしね。まあ、もちろん優勝というのは狙ってそこを目指してやってきたんで。でもまだ目標はあるんで。しっかりやっていきます」と、CS争いへ視線を向けた。

 キャンプ前に自身が退任表明。開幕直後はコロナの影響などで投手陣を中心に戦力が整わなかったことが出遅れの原因となった。ただ、指揮官は「まだシーズン終わってないからね。そんなん難しいのはどこも難しいからね。理由にならないかなと思います」と語った。

 ここからCS争いの戦いは激しさを増す。「死守っていうつもりはないね。そんなん守りにいって取れるもんじゃないと思うんで。奪い取るしかないと思うし。消極的な野球はずっと言ってきているように俺らの野球じゃないんで。結局は自分たちの野球をどれだけできるかっていうところにつながると思うんで。それしかないと思います」と意気込んだ。

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