デイリースポーツが制定する「猛虎感動大賞　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　ＤＡＺＮ」８月の月間賞に、藤浪晋太郎投手（２８）が選出された。

　鮮やかな復活を遂げた藤浪は夏男ぶりを発揮した。８月は４試合に先発し、２勝１敗、防御率１・６５。最初の２試合は好投しながら白星に恵まれずも、２０日・巨人戦（東京ドーム）で７回を１失点に抑え、ようやく今季初勝利をマーク。４９１日ぶりとなる先発白星に「やっぱり良いですね。先発で勝つのが自分の中で一番良い」と喜びをかみしめた。

　続く２７日・中日戦（バンテリン）も７回１失点と安定感を発揮し２勝目。８月は２７回１／３で５四死球と制球面の狂いもなく「申し分ない。素晴らしい」と矢野監督も脱帽だった。

　新型コロナウイルスに見舞われた８月。ロハスは打率・３２８、４本塁打、１３打点と打線を引っ張り、湯浅は１０試合で防御率０・００と圧巻の投球を見せたが、藤浪が５５％と圧倒的な支持を集めた。

　◆「猛虎感動大賞　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　ＤＡＺＮ」　デイリースポーツが制定する、阪神で最もファンに感動を与えた選手に贈る賞。今シーズンからスポーツ・チャンネル「ＤＡＺＮ」が特別協賛となり、月間賞を新設。読者アンケートの結果を参考に月間賞を決定する。３、４月は青柳、５月は西純、６月は大山、７月は近本が受賞した。