阪神・大山またまた殊勲打 先制V撃にトドメの適時打 4年連続100安打80打点到達
「阪神8-0広島」(1日、甲子園球場)
阪神の頼れる5番・大山悠輔内野手(27)がトドメを刺した。六回1死三塁で1度目の中断から再開後、代わったばかりの3番手・塹江の初球145キロを中前適時打。直後に再び雨脚が強くなり、2度目の中断を経て、コールドゲームが宣告された。
「中断で時間が空いたけど、しっかり整理できて(打席に)入れた。それを1球で仕留められたことが良かった」。投手交代を想定した入念な準備で結果に結び付けた。
先制打も大山だった。三回2死一、二塁から野村が投じた93キロのカーブを左前適時打。3連戦初戦が決勝ソロ、2戦目は2度の同点打。そして3戦目も決勝打の活躍で、CS圏内を争う広島に3タテを食らわせた。
“最後の打者”となったラッキーな1打席で4年連続100安打と、2年ぶりの80打点に到達。20年にマークした自己最多85打点の更新は確実だが、「まずは勝つこと。その中で自分の数字も付いてくればもっといい」とチーム最優先の姿勢がブレることはない。
8月19日にコロナ感染から復帰後の12試合は43打数18安打で打率・419。6月の無双状態を思い起こさせる好調ぶりだ。8試合連続安打、3試合連続打点と同時に4番・佐藤輝とアベック打点を挙げた試合の連勝も17に伸ばした。「今の成績で満足しないようにしっかりやりたい」。残り19試合も左右の主砲が打線を引っ張る。
◆佐藤輝&大山アベック打点17連勝 今季、佐藤輝と大山がともに打点を挙げた試合は4月22日・ヤクルト戦以降17連勝となった。うち、チーム5得点以上が14試合。
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