阪神才木がG戦1547日ぶり勝利投手の権利 七回途中1失点 敵地で拍手喝采

 7回、岩貞(17)にマウンドを託し、降板する才木(撮影・飯室逸平)
 巨人戦に登板し力投する才木(撮影・西岡正)
 巨人打線を相手に力投する先発の才木(撮影・飯室逸平)
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 「巨人-阪神」(21日、東京ドーム)

 阪神の先発・才木浩人投手(23)は、6回1/3を4安打1失点、7奪三振だった。

 2018年8月8日以来、4年ぶりに巨人戦に登板。初回先頭・吉川にいきなり右前打を許し、次打者の3球目に盗塁のスタートを切られるも、梅野が刺して1死。女房役にも助けられながら無失点に抑えた。

 立ち上がりは初球の入りに変化球を多投。二回も先頭に安打を浴びたところから無死一、二塁を招くも、フォークを決め球に2者連続三振。その後、四球で2死満塁とするもホームは踏ませなかった。

 三回からは一転、直球を軸に省エネ投球。三回を8球、四回を6球とテンポ良くアウトを重ね、五回まで3イニング連続三者凡退。圧巻の投球で巨人打線を制圧した。

 七回先頭で岡本和にバックスクリーン左へのソロを浴び、1死から岩貞に交代。七回途中4失点(自責3)で今季初黒星を喫した11日・DeNA戦(横浜)に続き、7回を投げきることはできなかった。

 それでも、今季3勝目の権利を手にして降板。巨人戦で勝利となれば18年5月27日以来、1547日ぶりとなる。「立ち上がりは少しバタバタしてしまいましたが、三回以降は上手く修正しながら落ち着いて投げることができたと思います。次回は回を重ねても思ったところに投げきれるように、今日の反省を生かしていきたいです」と語り、球場の虎党は拍手喝采で右腕の好投をたたえた。

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