阪神・原口 お待たせ今季1号 665日ぶり弾「感謝を結果で示せてうれしい」
「ヤクルト2-10阪神」(18日、神宮球場)
狙い澄ました一撃が、虎党が陣取る左翼席へと突き刺さる。2020年10月22日の広島戦(甲子園)以来、665日ぶりとなる本塁打。阪神・原口は久々の感覚を味わうように、ゆっくりとダイヤモンドを周回した。
3点リードで迎えた四回に、先頭で打席へ入ると初球を迷いなく振り抜く。「甘いところに来た球を一振りで仕留めることができました」。両手に残る好感触を振り返った原口は「ベンチで次の1点が大事だと言っていたので、いい追加点になった」とうなずいた。
出場機会を得るために、捕手から内野手登録に変えて迎えた2022年。それでもケガやコロナ感染などで、1軍で勇姿を見せる機会は少なかった。ロドリゲスの不振で巡ってきた、5番でのスタメン出場チャンス。オープンスタンスから改良し、2軍で手応えをつかんだコンパクトな打撃フォームで結果を出した。
「ファームで皆さんに手伝ってもらって、アドバイスをもらって今、ここにいるので。感謝を結果で示せてうれしい」と“らしい”コメントで喜ぶ。「まだまだ上を目指せるところにいると思うので。目の前の一戦をチーム一丸で戦っていきたい」。大山復帰に伴い、19日の巨人戦からはスタメンを外れるが、頼もしい代打の切り札がベンチで控えることになる。
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