阪神・島田 8月うなぎのぼり 初3戦連続マルチ&4度目猛打ショー
「広島6-5阪神」(6日、マツダスタジアム)
阪神の2番・島田が絶好調だ。右へ左へと広角に3安打。自身初の3試合連続マルチ安打に今季4度目の猛打賞をマーク。さらに2得点と自らの役割をきっちり果たした。逆転サヨナラ負けの中で確かな存在感をアピールした。
後半戦8試合は34打数12安打の打率・353と好調で、シーズン打率を・266まで戻してきた。「今は自分の形でバッティングができるようになってきた」と自身の手応えともマッチしている。
初回1死はアンダーソンのチェンジアップを右前打。三回は先頭でスライダーを左前に運んだ。藤井と対戦した四回2死は144キロ直球を右翼線三塁打とし、2死無走者からの追加点につなげた。
2日・巨人戦(東京ド)ではメルセデスから2安打と苦手な左腕からも結果を残し、先発起用が続いている。「これを継続できるかが僕の課題でもあるので、ここで満足しないようにしたい」と気を引き締める。
今夏は母校の九州学院が7年ぶりに熊本代表で甲子園出場。「僕も負けないように頑張っていきたい」と刺激をもらった後輩たちにボールを贈った。
まさかの敗戦後は「明日からも切り替えて、また自分のバッティングがしっかりできるよう準備していきたい」と前を向いた。愛称の「うなぎ」が定着したムードメーカーが、勝利に貢献する働きでチームを盛り上げる。