阪神 Gキラー投入で再神撃や 青柳、伊藤将の左右エースが連勝導く

 練習の合間に笑顔を見せる青柳
 高校野球モードの甲子園でノックを受ける青柳ら投手陣(撮影・飯室逸平)
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 阪神は1日、甲子園で投手指名練習を行った。夏のロードがスタートする巨人3連戦(2日~・東京ド)では初戦に青柳晃洋投手(28)、2戦目に球団史上初の巨人戦3試合連続完封を狙う伊藤将司投手(26)とGキラーを投入し、首位猛追への足がかりを築く。奇跡の大逆転V実現へ向け、一戦も落とせない。左右のエースから連勝街道を突き進む。

 10ゲーム差離れた首位・ヤクルト猛追へ、勝負の8月が始まった。最初のカードで激突するのは宿敵・巨人だ。先陣を切るのは両リーグトップの11勝を挙げる青柳。6連戦の頭を託された右腕が、力強く必勝宣言だ。

 「投げた試合は、勝たないといけないと思っている。どうにか勝てる投球をしたい。勝てばヒーローですし」

 7月31日のヤクルト戦で敗れ、連勝は「5」で止まったが、青柳は前向きだ。「連勝よりはちょっと楽な気持ちで投げられます(笑)。ここから連勝が取れるように」と自らの投球をチーム再進撃の起点とし、連勝街道へつなげる。

 巨人戦は今季、3試合に先発し2勝0敗、防御率1・57と好相性を誇る。先発ローテ再編で6連戦頭となる火曜日に回ったが「何曜日でも先発が長い回を投げた方がいい。何曜日やどこが相手とかじゃなくて今まで通り、自分がやってきたことができるように」とやることは変わらない。

 そして2戦目に先発するのは伊藤将だ。今季、巨人戦は2戦2勝。球団の左腕では1969年の江夏豊以来となるG戦2試合連続完封勝利を挙げており、次戦も完封となれば、球団史上初の快挙となる。

 「巨人戦は良いピッチングが続いているので、続けて良いピッチングができたら。必死に投げた中で、そうやって結果(3試合連続巨人戦完封)が出たらいいかなと思います」

 東京ドームでの登板は今季初。昨季は相手の強力打線に一発を打たれた苦い記憶がある。「ドームは本当にちょっと浮いただけでホームランになりやすい。自分の投球通り、低めに丁寧に投げられたらと思います」と長打警戒を心掛けていく。

 ブルペンでの投球練習を行った後、左腕は「自信の方が強いです!!」と頼もしい言葉を残した。勝率・917と抜群の安定感を誇る青柳、自身6連勝と勢いに乗る伊藤将と上昇曲線を描く両軸で連勝のバトンをつなぎたい。先発陣の“奮投”で、勝機を引き寄せる。

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