阪神・藤浪 1軍昇格&先発濃厚 4回1失点&最速160キロ 8・6斬りへ準備OK

 先発し力投する藤浪(撮影・石井剣太郎)
 160キロを計測
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 「ウエスタン、阪神3-1広島」(31日、レグザムボールパーク丸亀)

 しなる右腕から繰り出された剛球に球場がどよめいた。阪神・藤浪が初回1死の上本に対する3球目に、6月13日の2軍降格後最速となる160キロを計測。2死後、西川の4球目にもマークした。先発して4回3安打1失点の好投。8月6日・広島戦(マツダ)での先発が濃厚となった。

 三回は2者連続三振を含む三者凡退。四回2死で末包に左越えの先制ソロを許すも、毎回の5三振を奪った。「ホームランの失投以外は意図した球を投げられた」と手応え十分。ツーシームを軸に据えた投球を披露し、安藤2軍投手コーチは「(藤浪は)フォーク、カットボールのイメージがある。ツーシームを見せることができれば有効的になってくる」とうなずいた。

 1軍では金村投手コーチが7月30日・ヤクルト戦(甲子園)に先発して2勝目を挙げた才木について、20年11月に受けた右肘トミー・ジョン手術明けを考慮し、「中6日は考えていない」と明言した。同30日に桐敷が新型コロナウイルス陽性判定を受けたこともあり、藤浪が8月6日・広島戦の代役候補に。結果が求められる登板となったが、好投で応えてみせた。

 今季2年連続の開幕投手を務めた背番号19は、昇格に向けて「いい感じで投げられているので、準備したいと思います」と力を込めた。

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