阪神・梅野 ツバメ封じだ 山田ら復帰のリーグ最強打線「バッテリーで抑える」

 プロ野球は29日、後半戦がスタートする。首位・ヤクルトと激突する阪神は28日、甲子園球場で最終調整し、梅野隆太郎捕手(31)は敵のベストメンバーをバッテリーで封じることを誓った。11ゲーム差を縮めるためには直接対決でたたくことが先決。「上を目指して下を見ずにやっていきたい」と闘争心をむき出しにした。

 最高気温34度の甲子園。照りつける太陽に負けないぐらい、梅野は闘志を燃やしていた。残り49試合、11ゲーム差の首位・ヤクルトを追うために重要な位置付けとなる後半戦開幕3連戦。バッテリーで必死にツバメの勢いを止める考えだ。

 「確実にベストメンバーも出てくる。サンタナもいる。いい選手がいっぱいいるんで、バッテリーで抑えていかないことには勝機がない。そこは意識して頑張っていきたい」

 7月上旬から中旬にかけて山田、塩見ら中心選手が新型コロナに感染して離脱したが、すでに復帰済み。開幕直後に故障で離脱したサンタナも戻ってきた。リーグトップの408得点と驚異のツバメ打線を封じるには、細心の注意を払うことが求められる。

 「まずは1点、2点、3点目を与えないとか。野球なんで流れとかがあるやろうけど、そこはうまいこと自分の中でつかみながらやっていければ。チーム状態も違うし、ぶつかっていく気持ちです」

 春先は坂本との併用が続いていたが、7月は17試合中14試合で先発マスクをかぶった。その上で10勝4敗と高勝率を残し「勝つと気持ち的に違う。一番の安定剤ではないけど。勝つ喜びは本当に大きい」。勝率5割&2位タイで前半戦を折り返したが、11ゲーム差も決して悲観しない。

 「上に追いつけ、追いつけやけど、自分たちが一試合、一試合勝って消化していくしかない。勝ちばかりじゃないけど、負けの切り替えも大事。後半戦は一戦、一戦が大事。上を目指して下を見ずにやっていきたい」

 勝負の後半戦。チーム浮上のきっかけを作るため、投手陣を懸命にリードする。「ドラマを起こしたい」と大逆転Vを狙う指揮官の思いを現実にする戦いが、ここから始まる。

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