阪神・矢野監督は借金完済ターンに「ドラマを起こす」「そのドラマを信じた中で貫けるか」
「阪神1-0DeNA」(24日、甲子園球場)
阪神がDeNAに同一カード3連勝し、前半戦で最大16あった借金を完済。広島と並んで2位タイに浮上し、5割でターンした。
矢野監督との一問一答は次の通り。
-見事な3連勝。
「いや、もう最高です」
-浜口の好投が続く中、きょうも5番の大山がいい仕事を。
「そうですね、なんとかかえそうというね、そういう気持ちに徹した素晴らしいバッティングだったと思います」
-先発のガンケルは6回無失点。
「いやもう、コントロールもよかったですし、前半から飛ばしていくっていう気持ちがしっかり出て、チームのリズムというのをしっかり作ってくれたんでね。一番の勝因はガンケルかなと思います」
-きょうも浜地、湯浅、岩崎と勝利の方程式がしっかりと仕事をした。
「あしたからオールスターブレークにも入りますし、この試合絶対取るんだというところでね。ガンケルもまだ余裕あったんですけど、浜地で行こうということで、はい、勝負に出ました」
-借金16あった前半戦だが、前半戦のうちに5割に戻した。
「いやまあ本当にね、3月、4月から考えたらここまで来られるというのはね、簡単に想像できるわけではなかったですし。3月、4月苦しかったのでね、そういうところでは、そういう時期でもファンのみなさんが応援に来て下さいましたし。そのおかげもあって後半ドラマを起こす舞台が整ったと思うので。ここから本当のドラマを起こすにはまだまだみなさんがドラマを信じてくれて、そして僕たちがそのドラマを起こすんだという気持ちをさらに高めた後半にしていかないとダメなんでね。そういうところでは本当に、絶対に5割にしたい試合でこうやって勝ちきってくれたというのはうれしいですし、タイガースファンのみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです」
-5割で後半戦スタート。ヤクルトとは差があるがどう戦う。
「首位のヤクルトとの差を考えるというよりも、これは常々言っていますけど僕たちの戦いをどれだけできるか。そのドラマを信じた中で貫けるか。そういうことが1番大事だと思っているんで。是非、ドラマを起こしたいと思います」
-山本が3連戦でいい仕事。
「そうやね。ラッキーボーイ的な存在にはなってくれたかなと思います」
-3つ取ると決めて、みんなで3連勝を決めた。
「勝負どころっていうのは今まででも、もちろんやしこれからもあるし。まあでも前半戦の絶対取りたいっていう勝負どころで、こうやって結果として残せたっていうのは、チームとしてもさらなる自信にしていけると思うしね。もっと言えば、さっき話したように苦しいときからあきらめずにこうやってみんなで戦った結果が、ここに出たんでね。それを自信に戦える、後半戦につながる3連戦にできたかなと思います」
-ガンケルにまだ余力がある状況でも、浜地に任せた。
「いやあ、もちろんね。経験は浅いけど、そういうところで浜地でいきたいと思わせてくれるような投球をしてくれているし。そこにいってふさわしい投手だと俺も判断しているんでね。そういうところでは多少の迷いはあったけど、七回からは浜地でいこうと思っていました」
-2死からあれだけ粘られても三振に斬った。そのあたりも成長。
「うん、まあね。投げていく中で技術的にもそうやし、気持ちの部分でも、もちろん成長しているし。ほんとにまだまだ一気に成長できるところにいると思うんでね。まだ成長の過程なんで。でも頼もしく思っています」
-守りでは近本が前日に続き美技。
「いやあ、ねえ、先頭であれが(中前に)ポテンって落ちると全然違うんでね。まあ、球際っていうところでしっかりあれを捕ってくれたっていうのは、チームを救ってくれたと思います」
-ああいうプレーも前に前にというところがいい方向に。
「迷って、いったプレーは次に絶対につながるけど、迷っていかないプレーは成長がないので、それはチームでも、ずっと4年間言い続けてきているし、まあ、時にはというのもミスした時にあれがよかったよとはオレも言いにくいけど。でも、心の中では、次取り返してくれたらいいと思っているし。挑戦した結果のミスっていうのは、それは俺は受け止めて、でまた背中を押して、またチャレンジしていこうっていう野球をしていかないと。みんなの成長ないんで。そういうところではみんながそういう意識、シーズンの中で何回かそういうものが出るけど、そのたびにみんなで確認して、そういう話を俺もしているし、コーチもみんな背中を押してくれているので、みんな意識の中での確認はしてくれているとは思います」
-5割に戻して何日間かの過ごす気分も変わる。
「オールスターもたくさん呼んでもらっているんで。俺も野球を楽しむことにも挑戦しているけど、実際になかなか目の前の結果やプレッシャーもあるし、楽しむって簡単なことじゃないけど、オールスターはそういう部分では本当に子どもの頃に戻ったように目の前の投手、打者に勝負したい、自分のセールスポイントをアピールできるような場所だから。オールスターに行くやつはね、そういう意味では思い切り、自分のために楽しんでくれたら。残っているメンバーはまだまだずっと言っているけど、全員で戦うのがタイガースの野球なんで。そういうところでは1人でも2人でも今よりもっとよくなるような過ごし方のブレークにしてくれたら」
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