阪神・ガンケル“パパ1勝” 竜キラー本領8回1失点「娘に特別な1勝になれば」
「阪神3-1中日」(17日、甲子園球場)
パパやったでー!阪神・ガンケルが8回3安打1失点の好投で今季4勝目。来日初の完投勝利を挙げた6月12日以来となる約1カ月ぶりの白星を挙げた。
「本当に勝つことができてうれしいです。昨日(16日)延長まで投げてくれた中継ぎ陣を少しでも休ませることができたので本当に良かった」
立ち上がりはドタバタだった。初回1死一塁から自身のけん制悪送球で一走・岡林に三塁へ進塁を許す。3番・木下に先制の右犠飛を献上した。
それでも、すぐさま切り替えると、圧巻の投球を見せた。二~七回はパーフェクト。積極的な中日打線に対して「初球の制球を決めきるというところに取り組みました」と丁寧に低めに集め、テンポ良くアウトを重ねた。八回には1死満塁の大ピンチを迎えたが、代打・平田を見逃し三振、大島を二ゴロに。これで先発として登板した中日戦は通算4戦4勝の防御率0・33と圧倒的な“竜キラー”ぶりを発揮した。
大切な1勝だ。6月15日に第1子となる娘のキンズリーちゃんが誕生。パパになってから初めて手にした白星に「娘が成長して見返した時に、特別な1勝になれば」と喜んだ。
新たな家族との生活は幸せにあふれている。「娘が自分のことを見つめて笑ってくれる瞬間というのは本当に最高」と優しい笑みを浮かべた右腕。子育てでは主に“寝かしつけ担当”だといい、「最初は彼女を寝かしたり、ミルクをあげたりの作業で足が重くなってしまったこともあったんですけど、今はルーティンを覚えました。自分の体のサイズとか体温のせいなのか、娘がすごくよく寝てくれる」とほほ笑ましいエピソードを明かした。
愛する家族をパワーの源に、これからもたくさんの白星を届ける。
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