阪神・矢野監督【一問一答】「2位は届くところにある」「追い越せるところは追い越して」

 完封勝利を飾った伊藤将(中央)は矢野監督とタッチする(撮影・山口登)
 4回、ソロを放った梅野を特製メダルを持って迎える矢野監督(撮影・田中太一)
 7回、ソロを放ったロハス(右)にメダルをかける矢野監督(撮影・高部洋祐)
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 「阪神3-0巨人」(14日、甲子園球場)

 阪神は先発の伊藤将が巨人打線を4安打無失点に抑え、自己最多9奪三振で完封勝利。巨人戦2試合連続完封勝利は、阪神の左投手では1969年の江夏豊以来、53年ぶりの快挙となった。広島と同率で並んで4位に浮上し、2位・巨人には1・5ゲーム差に最接近。試合後の矢野監督は「コントロールもね、球のキレも申し分なかった」と伊藤将の投球をたたえつつ、「オールスターまでの期間で詰められるところは詰めて、追い越せるところは追い越して」と2位浮上を見据えた。以下一問一答。

  ◇  ◇

 -伊藤将が完封勝利。

 「いやもうコントロールもね、球のキレも申し分なかったですし、丁寧にね。リュウもいいリードをしてくれましたし、ちょっと登板間隔も空いたんでね。そういうところで簡単じゃないと思うんですけど、最後まで、完封で、完璧な投球をしてくれました」

 -伊藤将の良さは。

 「コントロールはね、もちろん将司のいいところなんですけど、やっぱり球の力といか、キレというのがそこに伴ってあるんでね。バッターもなかなか崩せないっていうボールの力っていうのが、いま、いい形でピッチングにつながっているんじゃないかなと思います」

 -打撃は初回に先制攻撃。

 「うーん、まああっこは1点じゃなくてね、やっぱり2点、3点といきたいところだったんで、逆にちょっと嫌なムードだったんですけど、そこを(伊藤)将司がね、しっかり行ってくれましたし、ちょっと初回は行きたかったですね」

 -2位巨人と1・5ゲーム差。

 「2位まではね、本当に届くところにあるんで、オールスターまでの期間で詰められるところは詰めて、追い越せるところは追い越して。まあ、いろんな状況が考えられますけどチーム全員で自分たちの野球をやっていきます」

 -オールスターまで7勝2敗なら勝率5割以上に。

 「もちろん星勘定もね、気持ちのどっかでやってしまうところはありますけど、僕たちは目の前の試合を全力で戦うというのが僕たちの野球なので、まずは目の前を全力で戦っていきます」

 -マルテが離脱する中、みんなで勝利。

 「そうやね。いま世の中はコロナも増えているし、きょうも坂本が。そういうことになっていくと、どうなるか見えない部分があるんで。ずっとそうなっちゃうけど、全員で乗り切るしかないしね。その気持ちはみんな持ってくれているので。ある意味、全員が出られるチャンスはあると思うのでね。そういうところは意気に感じながらやっていってもらったらと思います」

 -その中で糸原の一塁も。

 「まあね、こちらもキャンプからオープン戦でいろいろ準備してきたつもりやったけど、シーズンに入るとこういう予期せぬことがいろいろ起こるんでね。そういうところでは、昨日の終盤でちょっとファーストをやれたっていうことも、ないよりは良かったと思うし。これからもいろんなことが起こりうると思うけど、なるべく俺らも準備というところでは、できる環境をつくりながら選手を送り出していくことは必要かなと思います」

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