阪神・西勇が連敗止める チームでいまだ勝ちなしの広島戦へ「気持ち抑えて丁寧に」
中13日で21日の広島戦に先発する阪神・西勇輝投手(31)が20日、甲子園で投手指名練習に参加。今季チームとして未勝利で、開幕から引き分けを挟み7連敗中の相手に連敗ストップを狙う。
「パフォーマンスが悪い方にいっている感覚はない。ただ、投げていなかった期間が長かった分、エンジンのかかり方が激しくなり、気持ちも高ぶりやすくなる。そこを抑えて、自分の気をコントロールできるように丁寧に投げていきたい」
後輩からの刺激も力に変える。18年まで共にプレーしたオリックス・山本が18日・西武戦でノーヒットノーランを達成。同球団では、12年にソフトバンクから記録した自身以来の快挙だった。
「すごいよ。俺はたまたまやけど。今永も佐々木朗希もナオ(東浜)も山本もするだろうなと思ってするからさ」。自宅にも遊びにくるほどかわいがっていた後輩の活躍は、励みにもなる。負けじと懸命に腕を振り、チームに勝利を呼び込む。
矢野監督も「(広島に)やられて、やられっぱなしというわけにはいかない。今の俺たちならしっかりと戦えると思うんでね」と自信を見せる。苦杯をなめさせられた広島相手に、西勇が先陣を切る。もう、コイ打線の好きにはさせない。