阪神・大山 月間9発「バースの13発」見えてきた!バックスクリーンへ2戦連続の17号

 3回、中越えに2ランを放つ大山(撮影・田中太一)
 3回、2ランを放ち、伊藤将とタッチを交わす大山
 1986年10月14日 阪神対大洋26 張本の記録を破り最高打率決定の阪神 ランディ・バース=甲子園
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 「阪神4-1DeNA」(18日、甲子園球場)

 無双状態が止まらない。2-1の三回に飛び出した2試合連続となる17号2ランは序盤でリードを3点差に広げる価値ある一発。甲子園で5試合連続のお立ち台に立った阪神・大山は「やっぱりチームが勝つことが一番だと思うし、それに貢献できているのはいいこと」と充実感をにじませた。

 2死から4番・佐藤輝が四球で出塁。フルカウントから浜口が投じた115キロカーブを捉えた。打球速度167キロ、角度23度で上がった白球は中堅後方へグングンと伸び、そのまま125メートル先のバックスクリーンに突き刺さった。前日17日は今永の直球を捉えて2打席連発。この日は緩い変化球を仕留めた。ダイヤモンドを一周後、矢野監督からは「敬礼に値するホームラン」と脱帽し、頭を下げられた上で虎メダルを贈られた。

 「DAZNバックスクリーンホームラン賞」の賞金100万円をゲットした一撃に「いい打ち方ができていると思うし、練習で意識していることがしっかりできた。自分にとってはすごくいいホームラン」と納得顔。新井打撃コーチと二人三脚で取り組むセンター方向への意識付けが最高の結果で表れた。

 6月は13試合で9発と驚異の量産態勢が続く。月間本塁打の球団記録はバースの13本。今の大山であれば、残り10試合で4本は不可能な数字ではない。伝説の助っ人超えを視界に捉えるが「先を見ても仕方ないので、まずは明日の試合を頑張ります」と、あと2に迫った通算100号と同じく個人の数字には見向きもしない。

 「いくら調子が良くても1日で崩れてしまうことがバッティングではある。気の緩みがないようにしっかりやっていきたい」と表情を引き締める。手が付けられないほどの絶好調にも一切の油断も慢心もない。相手にとって5番・大山の脅威は日に日に増していく。

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