阪神・梅野 交流戦Vの使者になる 正捕手帰還!1軍昇格即先発 西勇と今季初コンビ

 好調なチームに頼もしい男が帰ってくる。右脇腹の筋挫傷で2軍調整が続いていた阪神の梅野隆太郎捕手(30)が、7日のソフトバンク戦(ペイペイ)から1軍に復帰することが6日、明らかになった。梅ちゃんにとって福岡への“凱旋”となる一戦。スタメンマスクをかぶり、西勇と今季初コンビを組むことが濃厚だ。5連勝中で交流戦Vも見えてきたチームに、さらなる勢いを与える。

 その言葉に覚悟がにじむ。7日からの1軍昇格が決まった梅野は「チームも上昇してきている。ケガの状態も良くなっているし、『戦力』として戻って、また戦いたい」と意気込んだ。

 右脇腹の筋挫傷で、出場選手登録を抹消されたのが先月の18日。そのまま、だましだましプレーを続けることもできた。だが今季31試合に出場し、打率・165。これ以上の悪化を避け、完治させて完全体で戻ってくるための決断だった。

 5月28日のウエスタン・中日戦にDHで実戦に復帰すると、1打席目にいきなり安打を放った。翌29日の同戦ではスタメンマスクをかぶり、4日の広島戦ではフル出場。「全く問題なくやれた」と手応えを得て、1軍昇格が決まった。

 梅野不在の間には、坂本と交代でスタメンマスクをかぶった長坂が、アピールに大成功した。矢野監督は「(1軍から)離れた時に、すごく頑張ってるキャッチャー陣がいる中で、リュウがまた存在感を示してくれることが、チームの活性化にもなる」。“正捕手”の帰還が、さらにチームへの好影響をもたらすことを期待する。

 “黄金バッテリー”も復活する。7日はスタメンマスクをかぶり、西勇とバッテリーを組むことが濃厚。今季ここまで全戦で坂本とコンビを組んできた西勇だが、阪神移籍後全30勝のうち梅野のリードで27勝。昨季までの全勝ち星を梅野の先発マスク時に挙げている。

 梅野にとっては公式戦では、3年ぶりとなる地元凱旋だ。前回、ヤフオクドーム(当時)で行われた2019年の交流戦では、2戦目に和田から逆転2ランを放つなど勝利に貢献。お立ち台で「明日も勝つバイ!」の決めゼリフで沸かせた。

 7日に勝利して5位・DeNAが敗れれば、3月29日から続いた6位を脱出できる。「今となっては地元に帰る期間はいいなぁとは思うけど。どの球場に行っても闘争心を燃やして、チームのために頑張っていきたい」。チームは6月負けなしの5連勝。梅ちゃんがその勢いをさらに加速させ、交流戦初Vへと導く。

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