阪神・矢野監督 狙い通り新オーダー躍進 6月不敗トリオの島田、中野、近本
「阪神3-0日本ハム」(4日、甲子園球場)
虎が誇る快足トリオが並ぶと、チームに確かな勢いが生まれる。阪神は1日から4試合連続起用の1番・島田、2番・中野、3番・近本の新オーダー。この日も矢野監督の狙い通りに機能し、今月無傷の4連勝に貢献だ。
是が非でも追加点が欲しい場面で個々が役割を果たした。1点リードの五回2死一塁から島田が左前打で得点圏に走者を進めた。ここで前打席で中前打を放ち、8試合連続安打と波に乗る中野が杉浦と対決だ。
1ストライクから「思い切り打ちに行きました」と直球を振り抜く。ふらふらと上がった打球は左前へポトリと落ち、二走・坂本が本塁に生還。「当たりとしては良くなかったが、良いところに飛んでくれた」と安ど感をにじませる。
後輩に負けじと近本も続いた。2点リードとなり、なおも2死二、三塁の状況で右腕のチェンジアップを強振。鋭い当たりは右前に弾む適時打となって加点し、7試合連続安打。「試合状況的にも良い一本だったかな」とうなずいた。
矢野監督は「塁を進めながら、足を絡めるのがウチのゲーム。島田もいい味を出してくれている。拓夢(中野)もチカ(近本)もいい働き」と目尻を下げた。快足トリオの躍進が6月反攻に欠かせない。
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