阪神・矢野監督「思い切って」ビッグボスの秘策“満塁スクイズ”返し!失敗もBボスは笑顔

 8回、矢野監督は島田にスクイズをさせるも失敗する(撮影・山口登)
 8回、島田はスクイズをするも失敗する(撮影・山口登)
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 「阪神9-7日本ハム」(3日、甲子園球場)

 阪神が最大6点差をひっくり返す逆転勝ちで3連勝を飾った。勝負の八回には矢野監督がビッグボスのお株を奪う“満塁スクイズ”返しを敢行する場面も。両軍とも先発全員安打を記録する計29安打の乱打戦を制し「今シーズンで一番、うれしい試合」と表情を緩めた。

 新庄ビッグボスが秘策を繰り出したのは三回だった。無死満塁から上川畑にスクイズを指示し見事成功。なおも1死満塁から宇佐見にヒットエンドランを指示し、2点を追加して6点のリードを奪った。

 しかし粘る阪神も八回、大山の12号ソロ、代打・山本の適時打で同点に追いつき、島田が1死満塁からスクイズを敢行。惜しくも失敗したが、相手ベンチの新庄ビッグボスは思わず笑顔。最後は島田が決勝の押し出し四球を選んだ。

 矢野監督はこの作戦について「何が1点を取れるかを考えて。それが一番。決まらなかったですけど、思い切っていかないと」と試合後に振り返っていた。

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