阪神・井上 覚醒気配!先制打&マルチで今季最長4戦連続H 延長十回四球に手応えも

 1回、先制となる適時打を放つ井上(撮影・北村雅宏)
 1回、先制適時打を放った井上は右手を挙げる
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 「ウエスタン、オリックス3-2阪神」(20日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)

 右の和製大砲候補が上昇気流に乗った。阪神・井上が先制打を含む4打数2安打1打点と躍動。これで今季最長の4試合連続安打となり、1割台だった打率も・206まで上昇。「(4試合連続安打で)自分の気持ちがちょっと楽になったので、それが良い結果につながっているんじゃないかなと思います」と自信を取り戻した。

 4番の仕事をきっちりと遂行した。初回1死一、三塁。追い込まれながらも、低めのツーシームにしぶとく食らいつき、先制の左前適時打をマークした。1点ビハインドの八回1死一塁でも、またも追い込まれた中で左前打を放ち、小野寺の同点犠飛につないだ。

 延長十回2死からは四球を選び、この日3出塁を記録。平田2軍監督は「ちょっとずつヒットが出だして、状態が上がってきている。警戒されて四球を選ぶというのなんかは、だいぶできてきている」と主砲らしい姿に目を細めた。

 三回1死一塁では1ストライクから強振し、あわやスタンドインという左中間への大きな飛球を放った。結果は中飛だったが、追い込まれるまでフルスイングのスタンスを貫く中で、「自分の感覚としても良かった」と納得の一振りだった。

 打球も上がりだし、漂う覚醒の気配。この勢いのまま、虎のスラッガーへの道を突き進む。

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