阪神 6連勝後は1勝4敗「試合は待ってくれない」矢野監督は個人個人の復調を待つ

 選手交代を告げる矢野監督(撮影・飯室逸平)
2回、梅野は併殺に倒れる(撮影・山口登)
 9回、空振り三振に倒れる佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 「中日2-1阪神」(7日、バンテリンドーム)

 前日6日の中日戦で9回まで完全投球を食らい、最終的に10回1安打無得点でサヨナラ負けを喫した阪神・矢野監督が、直近4試合で15打数無安打の大山を6番に下げ、3番に中野、4番に佐藤輝、5番には山本を据える新オーダーで臨んだが、この日も5安打1得点と機能せず、連日の接戦を落とした。

 「打線が点を取れれば連勝とかできるような状態ぐらいピッチャー陣が頑張ってくれているんで。どう、点を取るかっていうところだけど。一人一人が状態を上げていくっていうことが、まずは先決だと思うんだけど。その中でも打順を変えたり、選手を代えたり、きっかけが欲しいところなんやけど、なかなかそういうのがね、見つかってこないんで。かといって、試合は待ってくれないんでね」と苦悩の表情。

 1点を追った二回に大山の中前適時打で一時同点に追いついたが、再び1点を追った四回1死二、三塁で、大山が初球を仕留め損ねるなどで無得点。今季のバンテリンドームはこれで5戦5敗といまだ勝ち星なし。浮上の気配を感じさせた6連勝後は1勝4敗。なかなか波に乗りきれない今季の阪神を象徴する連敗となった。

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