サヨナラ勝ちに阪神・矢野監督「うまくいかないのは失敗じゃなく成功の途中」子供たちへ

 「阪神3-2ヤクルト」(5日、甲子園球場)

 阪神は今季初のサヨナラ勝ちで連敗ストップ。最後は2死満塁から山本が冷静に押し出し四球を選んで、試合を決めた。矢野監督との試合後、一問一答は次の通り。

 (テレビインタビュー)

 -今季初のサヨナラ勝ち。

 「まあね、押し出しという形ですけどね、どんな形でも今は勝ちたいですし、はい、うれしいです」

 -粘り強く流れをモノにしたゲーム。

 「うーんまあそれはね、投手陣が本当に粘ってくれたというところがね、きょうの勝ちにつながっていますし。攻撃の方はやっぱり課題っていうのがね、まだ残っていますし…えー…うん、複雑ですけど、はい、でもうれしいです」

 -タイムリーは佐藤輝から出た。

 「そうですね、チャンスにね、中心バッターに回ってもタイムリーが出ないというね、そういうような状況だったんで。いい当たりが正面突くとかね、そういうことがちょっと多かったんで。そういうところではそれがヒットになってね。かえすバッティング、これからもして行ってもらいたいですね」

 -八回には島田の好守もあって投手陣も奮起した。

 「そうですね、球際でね、しぶとくしっかり捕ってくれましたし。まあ先頭のバッターだったのでね、あれを捕ってくれるというのは大きかったですね」

 -九回は先頭近本の出塁し中野が初球バント。

 「そういう流れはつくってくれましたし、近本も複数安打が出るようになってきて、だいぶチームの形というものができつつありますし。どう1点を取るかというのは、僕も含めてやっていきたいと思います」

 -リリーフ陣の評価は?

 「いやもう本当に頼もしくね。浜地、湯浅、ナベもそうですし、みんな本当に向かって行く気持ちを強く持っていってくれているんで。自信を持って送り出しています」

 -子どもの日にいい勝利を届けた。

 「本当にこの2日間ね、満員で来てもらっているのに子どもたちにいい勝利とかいい姿を見せられなくて。本当に悔しい思いをしていたんで、派手なゲームではなかったんですけど、こどもの日にねこうやって勝つ試合を見せられてね、少しホッとしてますし、これからもっともっといい試合を見せられるように頑張っていきます」

 -お子さんたちへメッセージを。

 「僕たちもね、ホントにうまくいかないこと、今シーズン特に、そのようなことで苦しんでますけど、みんなもね、勉強やスポーツや、学校や、友達関係、いろんなことでうまくいかないこともね、あると思いますけど、それは失敗じゃなくてね、成功の途中だと思うのでね、それを成功に導けるように、一歩前に踏み出して、僕たちもそういう姿を見せていくのでね、一緒に頑張っていきましょう!」

 -山本は最後も何とかしてくれる予感は?

 「そうやね、もうそういう選手なんでね。守備でもいいプレーをしてくれるし、つなぎであったり何かこう、やれるっていう、それがヤスの強みだと思うんで、そういところでいい仕事をしてくれてます」

 -昨日は顔面をかすめたが、今日はバントも一発で。

 「うん、ちょっと心配はしてたんやけど、大ごとにならずに済んだんで、ヤス自身もタイガースに来てね、やっぱりもっといい野球人生にしたいと思って来てると思うし、俺もトレードを経験しているんでね。そういうところの思いというのもあると思うし、いろんな思いを試合にぶつけてくれているのかなと思っています」

 -近本に複数安打が出てきたことはチームにとっても大きい。

 「凡打の内容もいいしね。複数安打が、内容がよくても結果が伴っていないと、どうしてもテンションがなかなかつくりにくいという部分がどうしても、人間なので出てしまうので。最後のヒットなんかも、ああいうバウンドでヒットになったりしてきたというのは、本当に上向いてきていると思うんでね。そういうところで、近本が出て動いてっていうのがうちの野球なんでね。そういうところが出てきて、楽しみがだいぶ出てきたなっていう状態になってきてるんかなと思ってます」

 -三回の佐藤輝の先制打は内角を攻められる中でしっかり外角を仕留めた。

 「まあ、コースも若干、真ん中気味やし、輝に関してはね、そこをめちゃくちゃ苦手にしているわけじゃないしね。ただ、タイムリーというのは大きいんじゃないかなと思うけど」

 -ガンケルはまずい守備があった中でも粘った。

 「コンディションもね、ちょっとどうかなと思ったんやけど、しっかり投げてくれたし、今日の状態見てたら大丈夫そうなんで、それもひとつホッとする材料でもあるし、まあ粘ってくれてる、まだもちろんね、内容的にはいけたと思うし、しっかり先発投手としての仕事はしっかりやってくれたと思います」

 -藤浪と伊藤もファームで好投。

 「今、本当に投手陣が頑張ってくれてるので、何かきっかけがあればグッといけるようなチーム状態にはなりつつあるので、そこに将司や晋太郎が入ってくるというのはもちろんこっちとしては一気に波に乗る材料になると思う。だからこそバッター陣もどうとっていくか、どう繋げていくか。ミスが点につながっている部分もあるので。ミスもあるんだけどやっぱりプロである以上ね、少なくしていかないとダメなんで」

 -大山の体の状態は痛めた当初と比べどうか。

 「あそこから悪くなってることはない」

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス