【藤田平氏の眼】ワクワクして守っている阪神・大山&佐藤輝

 7回、長岡の打球を好捕する大山(撮影・飯室逸平)
 7回、浜田太貴の打球を好捕する佐藤輝(撮影・飯室逸平)
1回、先制2ランを放った大山(左)を歓喜の表情で迎える佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 「ヤクルト0-6阪神」(22日、神宮球場)

 3、4番が光る試合だった。打撃だけではない。守備もワクワクしてプレーしているようだ。七回に見せてくれた阪神・大山と佐藤輝の好守。やはりポジションは大山がファースト、佐藤輝がサードだ。

 まず大山は、投手が投球すると同時に右足を踏み出す傾向がある。つまり三塁だとキャンパス側。打球が飛んでくる割合を考えれば三塁線より三遊間が多い。一歩目が右足なら自(おの)ずと三遊間の打球に対して反応が遅れることになる。

 一方で一塁守備ならば右足は一、二塁間側。故に大山はファーストに適性があるのだ。また、佐藤輝は素直に一歩目を打球方向に向けて運べる。三塁に対する本人の希望もあるだろうし、グラブさばきも柔らかい。

 一塁・大山と三塁・佐藤輝の布陣は、さまざまな効果を生んでいる。2人につられて遊撃・中野の動きまで良くなっている。守備から生まれるリズムは、本人たちの打撃だけでなく、チームの攻撃にも流れを呼んでいる。

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