阪神・梅野4戦ぶり先発マスクで意地のマルチ「勝ちたい気持ちはみんな一緒」

 「中日4-1阪神」(14日、バンテリンドーム)

 悪い流れを断ち切るために、阪神・梅野はチャンスを演出しようと必死だった。連敗を止めることはできなかったが、柳相手にマルチ安打。9日・広島戦以来4試合ぶりの先発マスクをかぶった背番号2は、こう言葉に力を込める。

 「今、チームがこういう状況ですけど、全員が全員下を向いていたらね、結果も伴ってこないとプロである以上はね。いつか打破できると考えるより、なるべく結果で何とかチャンスメークしてやることの方が大事かな。目の前の試合に集中する。勝ちたい気持ちはみんな一緒なので」

 4点を追う六回先頭。柳がカウント1-1から投じた98キロのカーブが真ん中に浮いた。これを逃さず左前へ痛烈にはじき返した。さらに八回1死走者なしでは外角に落ちる縦スライダーに対して逆らわずに反応。右前へ運ぶ一打となり、意地を見せた。

 好結果が出た要因については「現状、練習で取り組んでいるものをしっかり打席の中で整理して、たまたま結果として良い方向に向かっている」と冷静に分析。15日から甲子園に戻って戦う巨人3連戦に向け、巻き返しへの思いを強めた。

 「1試合でも目の前の試合を全員で勝ち取っていきたい。それしかない」。一戦必勝の姿勢で、宿敵相手に全力でぶつかっていく。

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