甲子園ため息 阪神“鯉キラー”秋山が3回6失点KO 投手森下に走者一掃三塁打許す

 3回、森下に走者一掃の三塁打を打たれ、肩を落とす秋山(撮影・飯室逸平)
 3回、秋山は森下に走者一掃の三塁打を許す(撮影・山口登)
 先発した秋山は3回6失点で降板する(撮影・山口登)
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 「阪神-広島」(9日、甲子園球場)

 阪神の先発・秋山が3回7安打6失点で降板した。

 0-0の二回に、1死二塁から堂林に三塁線を破る適時二塁打を浴びて先制点を献上。さらに、1死二塁で上本の放った右翼への飛球を佐藤輝が目測を誤り、右前にポトリ。これで1死二、三塁にピンチが拡大すると、続く森下にセーフティースクイズに成功を決められ、秋山は本塁送球もセーフとなった(記録は犠打野選)。なおも1死一、二塁で、西川に左前適時打を浴びて一挙3点を失った。

 さらに、続く三回には安打と四球などで2死満塁のピンチを招くと、投手・森下に右中間へ走者一掃の適時三塁打を浴びた。

 秋山は、ここ2年で9勝3敗と“鯉キラー”ぶりを発揮していたが、まさかの3回KO。六回途中3失点だった前回3月31日の同戦に続き、今季白星はお預けとなった。

 チームはここまで12試合で1勝10敗1分け。苦しい戦いが続くなか、土曜日のこの日は客席に多くの阪神ファンが詰め掛けたが、序盤から厳しい展開。重いため息が響いた。

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