阪神・井上 4番の一発 コロナから復帰3戦目でガツンと“1号”「状態良い」
「練習試合、阪神5-0徳島インディゴソックス」(19日、鳴尾浜球場)
阪神・井上広大外野手(20)が、2軍練習試合の四国ILp・徳島戦に「4番・右翼」で出場し、今年“初本塁打”をマークした。安芸キャンプ期間中に新型コロナウイルス感染で調整が遅れたが、実戦復帰3試合目で本来のパンチ力をアピールだ。
積極果敢に強振した。0-0の六回2死一塁。相手右腕が初球に投じた140キロ外角直球をガツン。雨雲に向かって勢いよく上がった白球は、左中間の防球ネットに着弾した。1、2打席目で直球に差し込まれたこともあり「真っすぐに振り遅れないように」との意識を念頭に置き、強いスイングを心掛けたという。
八回の第4打席にも中前打を放ち、快音を響かせた。「しっかり自分の形で振れている打席もあるので、状態は良いとは思います」と打撃の確かな手応えを明かしている。
藤井康1、2軍巡回打撃コーチの指導を受けながら、打撃の形を模索している最中だ。「崩されるのが打撃の基本。本当に自分の気持ちいいスイングができるのは、10回に1回あるかないか。今日はしっかりと自分の形で振れたので良かった」と力を込めた。
平田2軍監督は「広大(井上)を4番に座らせて3番に前川。ちょっとそういう意識もあったかな。4番の一発は大きいわ」と笑顔。井上も「だいぶいいというか、この状態を続けていければ」と好感触を維持していくつもりだ。1軍の戦力として戦うため、鳴尾浜で鍛錬を重ねる日々は続く。
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