阪神・井上 復帰後初H 中学以来の1番もきっちり仕事 狙い球「打ちにいけて良かった」
「2軍練習試合、阪神7-1大商大」(17日、鳴尾浜球場)
新型コロナウイルス感染で調整が遅れていた阪神・井上広大外野手(20)は、2軍練習試合・大商大戦(鳴尾浜)に「1番・左翼」でスタメン出場。4打数2安打で実戦復帰後初安打を放ち、「狙っているボールを打ちにいけて良かった」と声を弾ませた。
中学以来となる1番起用にも応えた。初回、痛烈な三塁強襲安打を放って出塁し、先制点を演出。「1番バッターが真っすぐとかに刺されちゃうと、今日は(投手の球が)速いのかなとか他の人が思ってしまう」とトップバッターの役割を自覚し、きっちり引っ張り込んだ。
四回2死では左前打を放ち、マルチ安打。平田2軍監督は「井上1番。面白いよね」と笑顔でうなずいた。
隔離期間のブランクもなく、「打席の立ち方だったり、ボールの待ち方とか、試していることが少しずつ良い方向に向かっている」と試行錯誤を続けている。「結果ではなく、内容だったりそういう所を求めていきたい」。覚醒に向けて、着々と歩みを進めている。
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