阪神・糸井が元気弾 豪快2号ソロ OP戦打率・316 開幕左翼ロハスに譲らん
「オープン戦、ソフトバンク3-3阪神」(15日、ペイペイドーム)
40歳とは思えない打球が中堅テラス席へ突き刺さった。鍛え抜かれた肉体を揺らし、阪神・糸井嘉男外野手がダイヤモンドを一周する。オープン戦2号ソロを含む2安打1打点。自身19年目のシーズンへ向けて健在ぶりをアピールした。
3点を追う六回、1死から外寄りの球を捉えた。「しっかり振れたんでよかったです」。二回にも中前打を放っており、これでオープン戦打率・316に上昇。「好調というか、結果を出さなあかんから。それだけです」と表情を引き締めた。
これまではDHや代打での出場だったが、この日はオープン戦で初めて左翼守備に就いた。「(守備機会が)なかったからグラブを金庫に入れておこうかなと」とジョークも軽快。「まだグラウンドを駆け回りたいので」と代打に甘んじる気持ちは一切ない。
開幕戦のスタメン左翼はロハスが最有力だが、矢野監督は「チャンスを作ってもなかなか点が取れないという感じやったんで。価値ある一発だったと思います」と評価。糸井はレギュラー取りへ意欲を燃やす。
佐藤輝との“近大コンビ”のアベックアーチでシーズンへの期待感を漂わせた糸井。「開幕と同様の気持ちでやっている」。超人復活へ準備は万全だ。
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