阪神・ドラ4前川 13日1軍デビュー フルスイング宣言「自分の力最大限に出す」
「教育リーグ、阪神0-15中日」(12日、鳴尾浜球場)
阪神のドラフト4位・前川右京外野手(18)=智弁学園=が、13日・巨人戦(甲子園)で1軍デビューすることが12日、決まった。矢野監督は「レフトで7番くらいかな」とスタメン起用を明言。前川は「フルスイングで自分の今持ってる振る力を出したい」と決意した。
高校時代は1年夏から名門の4番を務め、春夏通算3度の甲子園出場。計37打数14安打2本塁打と、その活躍っぷりはまさに聖地の申し子だ。それでも、「フルスイングできた打席は1度だけ」と苦い思い出が残る。3年夏の甲子園決勝・智弁和歌山戦の最終打席でしか、自分のスイングができず「やっぱり振らないと意味がない」と力を込めた。
デビュー戦の相手は宿敵・巨人。虎戦士として意識しないわけにはいかない一戦だ。「そういった所で自分がどう対応していくのか楽しみ」と特別な雰囲気を心待ちにした。
この日の教育リーグ・中日戦(鳴尾浜)では「4番・DH」でスタメン出場も4打数無安打に終わった。ただ、開幕ローテ候補の中日・高橋宏の150キロ超えの剛球にフルスイングで対抗。「速い球に対してしっかり振った」と1軍レベルの球にも手応えは十分だ。
「自分の力を最大限に出せたら」と豪快な一振りで、虎党を沸かせてみせる。
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