阪神・ケラー スラッターで斬った 甲子園初シートで好感触 江越「キュッと曲がる」
阪神の新外国人、カイル・ケラー投手(28)=前パイレーツ=が12日、甲子園での中日戦前に初めてシート打撃に登板した。江越、熊谷、小幡の3人と計8度対戦し、安打性3本で2奪三振、2四球。「久々に打者と対戦しましたけど、感じとしては良かった」と、本拠地のマウンドで気持ち良く腕を振った。
直球を捉えられる場面が多かったことには「コントロールが狙ったところにいかなかった」と反省。それでも、金村投手コーチらに言われなくても、クイックで投じるなど実戦登板へ向けて“臨戦態勢”を示した。
変化球は「全部甘いところにいってしまったのは残念ですけど、ゾーンには投げられた」と一定の手応えを得た。熊谷の第1打席はパワーカーブで見逃しの三振に。「ストライク取るのもそうですし、三振取るのもそうですし。コントロールもあると思っている」と自信を持っている。
オフに習得したスラッター(スライダーとカットボールの中間)も試投。江越の2打席目で空振り三振を奪ったことに「感触としては良かった。カーブとちょっと軌道も違うので、打者の目線を変えるという意味でも有効的」と今後も駆使していく。江越は「真っすぐに見えてキュッと曲がるような」とキレの良さを表現した。
志願して15、16日のソフトバンク2連戦(ペイペイ)への帯同も決定。そこで、新たな守護神候補が実戦マウンドに臨むことになりそうだ。
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