阪神・矢野燿大監督一問一答「もっともっと成長してくれる年に」開幕投手青柳に期待感

 6回、矢野監督(中央)はベンチに戻った青柳に声を掛ける(撮影・山口登)
中日に勝利し、青柳とタッチを交わす矢野監督(撮影・高部洋祐)
試合を終え、矢野監督(左から2人目)は青柳らナインとタッチする(撮影・山口登)
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 「オープン戦、阪神6-1中日」(11日、甲子園球場)

 阪神・矢野燿大監督が試合後、青柳晃洋投手の開幕投手を明言した。プロ7年目を迎える右腕に大役を託した決め手は何か。指揮官の一問一答は以下の通り。

 -青柳は持ち味を出した投球だった。

 「いや、いい内容というかね、まあちょっと球種を絞ったり、いろんなテーマを持って今までも登板していたけど。あえて言うなら最後の2つのフォアボールっていうのがちょっともったいなかったな、と」

 -新たな成長を感じる部分は。

 「元々チャレンジする意欲の高い選手やし、より良くなるためにはどうしてもそのチャレンジというのが必要になってくるんで。まあまあ、もっともっと成長していってくれる年になるんじゃないかなと思ってます」

 -開幕投手は。

 「順番見たら分かるやん」

 -もう伝えたか。

 「うん?もう前に言うてるよ」

 -改めて、青柳に任せる理由は。

 「もちろん去年の結果も踏まえてね、ヤギに任せていいんじゃないかっていうのは、もちろんみんなもそう思っていると思うし、そう思っている部分もあったと思うし。俺もね、ヤギに任せていいんじゃないかなっていうのは心の中ではもちろんあったけど。言ったのは前回の登板が終わったときに『行くぞ』と言ったんだけど。開幕投手って、結果だけじゃなくていろんな姿勢やそういうものも求められると思うんで、それも含めてヤギでいいんじゃないかな、ヤギに任せたいという気持ちで決めました」

 -決断した時期は。

 「競争をあおりたいと思っていたし。早く言うことでいいこともあるし、でも今のチームバランスを考えた時に、もちろん(西)勇輝だっていけるし、他の投手だって意欲を持ってそこにやってくれている時だったんで。もっともっと競争が激しくなれば、今回はヤギがなったけど、ヤギもレベル上がるだろうし、もっとみんなレベルを上げられるんじゃないかなというのがあったんで」

 -2番手岩田が登板。

 「結果ゼロでいけたしね。ここに来る前もファームがああいう状態になったけど、力的にもこっちに呼べるっていうのがもちろんあって呼んでるんで。しっかり勝負のところに立てる力はあるんでね。その判断は現状しています」

 -打線も全体的に上向きに。

 「メル(ロハス)も状態良くなってきているし、チカ(近本)もずっといいんで。マルちゃん(マルテ)もね、結果は出ていなかったけど、打ってるボールとかも間違いなかったので。みんな、それなりのというか、ちゃんと上がってくる位置に全体的にきてくれたかなと。後からいった嘉男(糸井)も島田も1打席で結果を出してくれているし、こういう競争が理想的な形。打線もだいぶよくなってきたかなと思っています」

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