阪神電鉄は７日、甲子園球場で４月５日・ＤｅＮＡ戦から販売される監督、選手のプロデュースグルメコラボを発表した。２年目の佐藤輝明内野手（２２）は初めて「サトテルのトリプル牛肉弁当」（税込み１３００円）、「サトテルのＷチキン輝（テリ）ヤキ丼」（税込み１０００円）の２種類をプロデュース。昨年、売り上げ１位だった藤浪の「肉肉弁当」を追い抜き堂々の売上１位を狙う。

　佐藤輝の本塁打同様、パワフルな肉づくし弁当が今年から甲子園球場売店で販売されるコラボグルメに仲間入りした。「僕が球場に来た時に（弁当を）食べたりしていた。自分バージョンができるということで興奮しております」と文字通り興奮冷めやらぬ様子だ。

　一つ目は「サトテルのトリプル牛肉弁当」だ。焼肉風、すき焼き風、しゃぶしゃぶ風の３種類の肉が同時に楽しめる肉づくしのお弁当で「ご飯に合う、お酒に合うのがポイント」と酒好きの虎党にニーズを合わせた形だ。

　二つ目は「サトテルのＷチキン輝（テリ）ヤキ丼」。母・晶子さんが食卓に出してくれていた、思い出の味でもあるサクサクのササミと、「輝明」の名前にちなみ鶏の照り焼きをセレクトしている。

　「１５０点！」と自画自賛する一品。「お母さんの味に似た感じで作ってくれました。子どもから大人まで楽しめるんじゃないかな。特に輝ヤキ丼はオススメです」と、大好評間違いなしと自信を漂わせていた。

　担当者によると、昨季は藤浪の「藤浪の豪快！肉肉弁当」がコラボグルメでは堂々の売り上げ１位だったという。佐藤輝が幼い頃に食していた甲子園カレーやジャンボ焼鳥もライバル商品となりそうだが「のし上がれるように、ぜひ食べていただきたいですね」と人気メニューに宣戦布告だ。

　８日と９日はオープン戦・広島戦（甲子園）。８日は床田が先発予定で「去年はテンポよくパンパンと投げられて抑えられた。今年は打ち崩していけるように」と決意。同じ関西学生野球連盟出身のドラフト１位・黒原（関学大）、同２位・森（三菱重工Ｗｅｓｔ）と対戦の可能性もあり「いいピッチャーだと思う。みんなで打てるように」と強烈な一打を浴びせ、シーズンに弾みをつける構えだ。