阪神・坂本が母校で夢授業 後輩たちにお立ち台5回約束「またお前かと言われるぐらい」

 阪神・坂本誠志郎捕手(28)が22日、兵庫県養父市内の母校・養父小、中学校の計約270人の生徒を相手にオンライン講演会を行った。同中学の生徒会長が坂本の実家宛てに手紙を送って依頼し、キャンプ休日に約45分間の夢授業が実現。「何か力になれないかなと思って」と熱く語りかけた。夢を持つ大切さを伝え、生徒からの質問にも丁寧に対応。今年の優勝のキーマンは?という問いには藤浪と佐藤輝の名前を挙げて「2人は1球で、一人で球場の雰囲気を変える力がある」と答えた。

 自身は梅野との正捕手争い真っ最中。後輩たちと交流した背番号12は、今季の目標に「またお前かと言われるぐらい頑張ります」と甲子園のお立ち台に5回立つことを加えた。

 北京五輪フィギュアスケート女子では、兵庫県出身で同姓の坂本花織が銅メダルを獲得した。「テレビで見ていたんですけど、かっこいいなと思いました」。虎の坂本も故郷の夢を背負い、負けじと野球界で名を上げる。

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