矢野監督 大満足DEATH 第5クール最終日にデスノックで4人指名

 じゃんけんで負けて天を仰ぐ小野寺(左)と大喜びの矢野監督(撮影・佐々木彰尚)
 ノックの本数を決めるじゃんけん。「俺はパー出すよ」と宣言し、グーを出す矢野監督(右)と信じた小野寺
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 「阪神春季キャンプ」(21日、宜野座)

 夕暮れ時のサブグラウンドにナインの悲鳴が響き渡った。キャンプ第5クール最終日の締めは、恐怖の「監督の大好物デス!?」。参加者は「信州そば、きりたんぽ、ウナギ、奈良漬け」の4人だ。

 “信州そば”は1軍キャンプメンバー最年少で長野県出身の高寺。「天才バカボン」のウナギ犬に似ていることから「ウナギ」と呼ばれる島田と共に井上ヘッドのノックを浴び続けた。伸び盛りの19歳は「愛情たっぷりのノックでした」と充実感に浸りながら「自分はそばは苦手で…。あまり食べてないです」とオチまで付けた。

 そんな事実を知らずに?ユニークなニックネームを考えた井上ヘッドは「ああいうのを見ると、なにくそ根性があるか分かるよね」と満足げ。高寺について「強くなったな。キャンプに入った頃とは全然違う。自信にしてもらって構わない」と手放しでたたえた。

 秋田県出身の“きりたんぽ”遠藤、“奈良漬け”小野寺(奈良県出身)も矢野監督の計624本のノックでユニホームを真っ黒にした。指揮官は「こっからうまくなるんだ!」と声を張り上げて鼓舞した。

 「声が出てない」と指摘されることが多い今キャンプだが、チームの雰囲気は明るい。若さを武器に、打ち上げまで突っ走る。

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