阪神・ドラ4前川 初安打&初盗塁 プロ初先発でいきなり魅せた 平田2軍監督も絶賛

 「2軍練習試合、阪神(降雨ノーゲーム)四国ILp・高知」(19日、安芸市営球場)

 阪神のドラフト4位・前川右京外野手(18)=智弁学園=が19日、2軍練習試合の四国ILp・高知戦(安芸)に「6番・DH」でプロ初先発。“初安打&初盗塁”を決め、資質の高さを発揮した。

 雨を切り裂く豪打だ。四回1死で右腕の122キロカットボールを仕留め、打球は左中間へ一直線。フェンス直撃の二塁打となり、「最近は逆方向にいい形で打てている。センターに強い打球を打つ意識でそこから自然に打球が上がってくれた」と頬を緩めた。だが、決して納得している訳ではないという。

 「あそこでもうひと伸びしてスタンドに入らないといけない。それぐらいのパワーを付けないといけない」

 貪欲な高卒ルーキーに対し、平田2軍監督は「掛布さんは甲子園である程度(逆方向に)狙って打っていたけど、前川は反応でコースに打ち分けている」と絶賛。20日の2軍練習試合・西武戦(安芸)でも「使いたいね」と起用を予告した。

 前川は足でも魅せた。二回に四球で出塁後、次打者の6球目にスタート。捕手も送球できないくらい楽々と二盗を成功させた。相手投手が一定のリズムで投げていることを察知し、「癖を頭の中にいれた中で行けた。ベンチからも見ていました」と自分の判断で、積極的に二塁を狙った。

 結果が出ても前川は至って冷静だった。「シーズンに入ったら連戦になる。今日、打ってOKじゃない。今日は今日、明日は明日で区切らないといけない。明日に向けて最善の準備をします」。次戦もやるべきことに集中する。

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