阪神・平田2軍監督 岡田彰布氏と組んだ二遊間は「阿吽の呼吸」昔のゲッツー潰し回顧

 守備練習で二遊間の併殺のタイムを計る平田2軍監督(右)と片山(撮影・石井剣太郎)
 練習中に笑顔を見せる平田2軍監督(撮影・石井剣太郎)
 守備練習で二遊間の併殺のタイムを計る平田2軍監督(撮影・石井剣太郎)
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 「阪神2軍春季キャンプ」(16日、安芸)

 第4クール2日目となったこの日は、気温9度と冷え込む中、屋外で練習を実施。二遊間の併殺プレー練習では、平田2軍監督がタイムを計測して熱血指導。4秒切りをノルマに設定し、6-4-3、4-6-3のプレーを何度も繰り返した。ランチ特打では、育成の川原が約1年3カ月ぶりに打者を相手に投球。スライダーも交えるなどし、55球中安打性の当たりが8本と、順調な調整ぶりを示した。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -左膝の違和感で別メニュー調整を行っていた井上が全体練習に合流した。

 「うん。大事に至らなくて、というか、ちょっと疲れで張ってただけなんで、土曜日からのゲームはもう大丈夫だな」

-19日の試合には出る。

 「そうそう。打席に立ったり守備についたりってのは、もう大丈夫っちゅうことやな」

 -川原が打撃投手を。

 「うん。順調にきてるしね。まだボールのバラつきとかはいろいろあるけど。順調だよ。変化球も交えて、今日こうやってバッターに投げられるっていうあれがあるんじゃない?喜びじゃないけどさ。やっぱりピッチャーで投げられんかったらつらいと思うよ」

 -部門別練習で、併殺のタイムを計っていた。

 「やっぱり目安になるやん。ただゲッツーの練習ばっかりするより、やっぱり時間とか。励みじゃないけどさ。じゃあ次はどうやったら速くクリアできるかとか、そういうところでは向上心が出る。速く強くってのをテーマにしとるんでね。やっぱりゲッツーチャンスでゲッツー取ってあげないと。ましてや、ここに来ている植田海やヤス(山本)とかは1軍でも守備のスペシャリストなんで」

 -去年、1軍の成績では併殺がリーグワースト。

 「ワーストやな。それはわかっとる」

 -やはり併殺プレーというのは試合の流れの中で重要に。

 「当然でしょ!エラーはついてないけど、やっぱりダブルプレーを取れるところで取らないと。数字に表れないミスだよな。そういうのも含めて、今はどうやって速くすればゲッツーを取れるかというところを、もっともっと自分たちで向上してほしいんでね」

 (続けて)

 「バッターによって、大体4秒超えるんだから。右バッターなら大体4秒2とか3とかさ。慌てることないなとかさ、そういうことの確認だよ」

 -1軍でも併殺の機会があった時にアピールチャンスになる。

 「取らなきゃいけないんよ。ゲッツーチャンスで絶対ゲッツーを取らなきゃいけない。俺らの時なんか、今は(二遊間が)固定されていないからあれだけど、三遊間寄り(の打球)は岡田さんが地肩が強いからセンター寄りに投げるとかさ、そういう阿吽の呼吸があったわけよ。今はなかなかそういうところまで。ゲッツーつぶしにこないんだもん。こんな楽なことないで。一、二塁なら『ショート潰せ!』なんて言われて。ベースじゃなくこっちに滑ってくるんだからさ」

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