阪神・村上 2回ピシャリ 前回登板から修正 安定感抜群22球も「内容はまだ」

 楽天打線相手に好投する村上
 4回に登板し力投する村上(撮影・西岡正)
 4回に登板し力投する村上(撮影・西岡正)
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 「練習試合、阪神3-0楽天」(12日、宜野座村野球場)

 スタンドから拍手が注がれる中、小走りでマウンドを降りた。低めに集める丁寧な投球で楽天打線を寄せつけず。開幕ローテ入りを狙う阪神・村上頌樹投手が、2イニングを無安打無失点と完璧な投球を披露した。

 「結果はよかったんですけど内容はまだなので。もっともっと高めていかないといけないと思いました」

 1点リードの四回から登板。打者に的を絞らせないように、緩急を使って投げ込んだ。まずは先頭の小郷を捕邪飛に打ち取り、続く和田を落差の大きい96キロのカーブで空振り三振に仕留めるなど三者凡退。2イニング目も1死走者なしから辰己を変化球で見逃し三振に仕留め、最後は堀内を右飛に。計22球で、抜群の安定感を見せて役目を終えた。

 納得のいく投球ではなかったものの、前回登板の反省は生かした。8日の練習試合・日本ハム戦では佐藤に本塁打を浴びるなど、2回を投げて2安打1失点。「前回に比べてよかった」と、課題としていた真っすぐには手応えを口にした。

 1年目の昨季はウエスタンで最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手3冠に輝いた。今季は1軍でのフル稼働が目標。ローテの一角を奪い取るために、猛アピールの快投を続ける。

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