阪神・大山 対外試合1号 新庄ビッグボスも絶賛「いいホームランだったね」

 「練習試合、阪神2-6日本ハム」(8日、宜野座村野球場)

 新庄ビッグボスをうならせたで!阪神・大山悠輔内野手(27)が8日、練習試合・日本ハム戦(宜野座)に「3番・三塁」で先発出場。元同僚の谷川から左翼の芝生席へチーム対外試合1号を放った。「4番・右翼」の佐藤輝も2安打1打点と躍動し、4番争いは過熱する一方。そんなライバル関係の2人に対し、ビッグボスは激アツなメッセージを送った。

 会心の一撃だった。ライナー性の打球は失速することなく一直線に突き進み、そのまま左翼の芝生席に着弾した。「すごく良い感触で打てたので、良かったなと思います」と大山。両軍ベンチ、スタンドのファン、そして新庄ビッグボスも「いいホームランだったね」とくぎ付けだ。

 2点を追う三回2死。右飛に沈んだ1打席目と同様に懐をシュートで攻められ、カウント2-2と追い込まれた。何とか外角球をファウルでカットし、迎えた6球目。「割合的にはシュートの方が頭にありました」。昨季途中まで共にプレーしていた谷川の真ん中ツーシームに反応した。

 昨年は129試合の出場で打率・260、21本塁打、71打点。前年の成績を全て下回り、シーズン終盤はベンチを温めた。そしてチームもまさかのV逸。逆襲を期す2022年シーズンへ、今キャンプでは藤井康1、2軍巡回打撃コーチと特訓に励み、6日には全体練習後に1時間超のロングティーを行った。

 重要なポイントは上半身と下半身、体の各部を全て連動させてバットを振ること。「飛ばしに行くんじゃなくて、自分のスイングをすることでボールに自分の体重というか力が伝わる」と同コーチ。大山も「辛抱強くやっていきたいなと思います」と手応えを感じながら取り組んでいる。

 佐藤輝との4番争いについては「その試合で打順が何番かって関係ない」と意識は置いていないが、徐々に過熱してきた。そんな主砲候補の2人に対し、ビッグボスから熱烈なメッセージが届いた。

 「何番だろうが試合に出て結果を出せば、お金をもうけられる。4番だから給料アップとか関係ないでしょ?4番でも5番でも、打ったもん勝ちで。でも、本人たちはやっぱり打ちたいのかな。俺も言ってた(笑)。『4番っしょ。何で俺が7番なんすか』って」

 両者の白熱したバトルがチーム力の向上にもつながるはず。この日の大山は三塁守備でも好プレーを見せ、連日参加している早出特守の成果を出した。今年こそ頂点に導く。攻守で決意を体現した。

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