阪神・岩貞 来季「50試合登板、20ホールド」200万減も“左腕バトル”負けない

 ダウンで契約更改交渉を終え、会見する岩貞(撮影・北村雅宏)
 会見を終え、席を立つ岩貞(代表撮影)
 ダウンで契約更改交渉を終え、会見する岩貞(代表撮影)
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 阪神・岩貞祐太投手(30)が24日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万減の年俸4500万円でサインした。今季は中継ぎとしてキャリアハイの46試合に登板も、満足のいく成績を残せなかった。来季は“左腕バトル”に生き残り「50試合登板、20ホールド」を目標に投げていく。これで阪神は全選手が契約更改を終えた。(金額は推定)

 淡々とした口調の中にも、熱い思いがあふれる。岩貞は「もっとやれる」と来季の巻き返しを誓った。投手主将を任された今季は、初めて開幕から中継ぎを務め、プロ最多46試合に登板。だが、シーズン終盤は2軍で過ごしたこともあり、成績に満足はない。

 球団からは「自覚を持ってやってくれとお話をいただきました」と振り返る。スアレスの退団もあり、ブルペン陣が重要となる来季。左腕では新たにドラフト2位・鈴木(創価大)、ドラフト3位・桐敷(新潟医療福祉大)らも加わり“左腕バトル”はし烈となるが「負けるつもりはありません。それだけ自信をつけてキャンプを迎えたい」と燃えている。

 来年1月からは、沖縄で馬原孝浩氏(現・火の国サラマンダーズ監督)の自主トレに初参加する。母校・必由館高の先輩で、ソフトバンクとオリックスで通算385試合に登板した同氏。「安定した投球を続けられるように基礎体力を上げて」とウエートトレーニングを中心に、体作りを徹底的に学ぶ構えだ。

 中継ぎであれば、目標とするのは「50試合登板、20ホールド」という数字。馬原氏との自主トレ後は、17年から参加しており「常に目標」と話すオリックス・能見の自主トレに合流予定。プロ9年目となる来季、レベルアップした姿を見せる。

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