阪神・藤浪 腕の振りばらつきなくせ 球種で異なり矢野監督フォーム改善指令

 ハツラツと練習に汗を流す藤浪(撮影・飯室逸平)
 ブルペンで力投する藤浪(中央、右は矢野監督)
 練習の合間に笑顔を見せる藤浪(撮影・飯室逸平)
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 「阪神秋季練習」(16日、鳴尾浜球場)

 阪神の藤浪晋太郎投手(27)が16日、鳴尾浜へ連日の視察に訪れた矢野燿大監督(52)が見守る中、ブルペンで約70球の投げ込みを行った。「来年に向けて、しっかりやっていけたら」と意気込む右腕。指揮官からはフォームの改善を求められた。

 ポカポカ陽気の鳴尾浜に、心地よいミットの音が響く。藤浪は時折、笑顔を見せながら全力で腕を振った。約70球を投げ終えると、ブルペンの外ですぐにトラックマンのデータを確認。「回転数であったり、回転軸であったり、色んな要素を気にしながらやっています」

 ただ、視察した矢野監督の目は厳しい。「ブルペンはもちろん大事やけど、打者が立って、試合の中でどうしていくかっていうところに来ている」。そして指摘したのは、腕の振りについてだ。「手の位置がスライダーはちょっと下がって、フォークは上がって…」。直球と違う腕の振りでは打者に球種がバレてしまうことを危惧し、一定にするように改善を求めた。

 そのためにも「数字とか映像が見える」とトラックマンによるデータの有効活用を後押しし、「与えられる立場じゃない。奪い取るしかない」と奮起を促した指揮官。藤浪も勝負の来季に向けて、連日ブルペン入りと復活へ気合十分。「1クールに1、2回は入るようにしてます」と言葉は冷静だったが、心は燃えているに違いない。

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