阪神CSローテ高橋→青柳→ガンケル濃厚 伊藤将“ジョーカー役”か「どっちでも準備」

 阪神は6日から始まる巨人とのCSファーストS(甲子園)に、高橋遥人投手(25)、青柳晃洋投手(27)、ジョー・ガンケル投手(29)の先発順で臨むことが31日、濃厚となった。伊藤将司投手(25)は中継ぎ待機の可能性が浮上。この日、青柳は甲子園でシート打撃で、ガンケル、伊藤将はみやざきフェニックス・リーグで調整し、本番に備えた。

 本番まで1週間を切り、CSムードが高まってきた。青柳、ガンケル、ルーキー・伊藤将。この日、CS突破のキーマンたちが甲子園と宮崎でそろい踏みだ。

 「打者の反応が見たかったのが一番です。あと1週間しかないので、とにかくいいコンディションに持っていくだけです」

 青柳にとっては26日・中日戦以来の実戦マウンド。打者6人に対して3本の安打を浴びたが、収穫たっぷりの24球だ。巨人とのCSファーストSでは初戦が高橋、青柳は2戦目を任される。今季は最多勝に輝き貫禄は十分。「とにかく勝つしかない」と気持ちも乗っている。

 同じ頃、3戦目に先発見込みのガンケルも南国で快投していた。ストライク先行の投球で3回を2安打無失点。ボールのキレ味も抜群でバットを2本へし折った。2戦目までの結果次第で、13日からのヤクルトとのファイナルSへ回る可能性もあるが、来日初となるCSに助っ人は心を躍らせている。

 「アメリカのポストシーズンも全員一丸となって戦う。どの役割になっても全力を尽くしてチームの勝利に貢献することが一番だよ」

 伊藤将は“ジョーカー役”に急浮上だ。この日はガンケルの後を受けて四回から登板し、3回3安打1失点。10月13日・巨人戦では中継ぎで3回1安打無失点に抑えた経験があり、CSでの快投再現にも腕まくり。「(調整は先発、中継ぎの)どっちでも準備する。シーズンの時みたいに、しっかり投げられたらいいなと思います」と力を込める。

 ブルペン再開から一夜明け、高橋はジョギングでクールダウン。違和感のあった左肘も問題ないようで、予定通り初戦へ向かう。先発陣はリーグ屈指。束になって、ファイナルS進出の扉を開く。

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