阪神・佐藤輝「日本Sに出られるチャンスはある」 フェニックスLで最終調整
“怪物”のルーキーイヤーはまだ終わっていない。阪神・佐藤輝明内野手(22)が29日、ポストシーズンでの完全復活を誓った。30日からはフェニックス・リーグに参加し、「自分のスイングをしっかり心掛けて」と最終調整する。
悔しさを味わった日から3日がたった甲子園。「クライマックスシリーズで結果が出せるように今、練習に取り組んでいます」。秋晴れの空の下、背番号8は気持ち新たにバットを振った。
前半戦20発を放った黄金新人だが、後半戦は打率・158、4本塁打、12打点と失速。ただ、24日・広島戦(マツダ)で66日ぶりの24号3ランを放ち、復調の兆しは見せていた。
有終の美を飾るべく、目下の目標は11月6日に開幕する巨人とのCSファーストS突破だ。「チーム一丸となって。まだ日本シリーズに出られるチャンスはあるので、そこに向かって全力で頑張ります」と闘志を燃やす。
チームでおそろいのTシャツを身にまとい、やるべきことも再確認した。「矢野野球」を「愛される野球」と表現する佐藤輝。「凡打でもしっかり走ったり。誰が見ても好感が持てる野球じゃないかなと思います」。阪神らしい野球を体現し、下克上の頂点を狙う。
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