阪神がファーム日本一 平田監督「半分諦めていました」九回に逆転 3年ぶり6度目

ファーム日本一に輝き、ポーズを決める(左から)優秀選手の片山、平田2軍監督、MVPの遠藤(撮影・高部洋祐)
力投する村上(撮影・高部洋祐)
ロッテに勝利し、ベンチで喜ぶ平田2軍監督(奥中央)=撮影・北村雅宏
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 「ファーム日本選手権、ロッテ2-3阪神」(9日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 阪神が最終回の逆転劇で2018年以来3年ぶり6回目のファーム日本一に輝いた。平田2軍監督にとっては、10年のファーム日本選手権で逆転負けを喫したロッテにリベンジを果たした。

 平田監督は「半分諦めていました。ロッテは強かったね。きょうは半分、もうちょっと諦めかけていたところで、選手たちは最後まで諦めずにやった。日頃の鍛錬のおかげですよ」と勝利監督インタビューで笑いを誘った。

 2点を追う九回、先頭・高山の二塁打、栄枝の中前適時打で1点差。さらに1死一、三塁の好機に高卒2年目の遠藤が148キロ速球に食らいつき、左前へ同点適時打。一塁上で力強くガッツポーズした。そして、2死一、二塁の場面で小幡の一ゴロを一塁・福田光がトンネル。二走が生還し思わぬ形で日本一を決める1点が入った。

 試合開始から阪神・村上とロッテ・森による白熱の投手戦が展開されていた。村上は五回2死までパーフェクトに抑える好投。だが六回、無死から茶谷に左前打を許すと、続く植田の犠打を村上が握り損ねて失策。さらに犠打で1死二、三塁とされ、高部の中前適時打に失策も絡んで2点を先制されていた。

 それでもリリーフ陣が好投で流れを引き寄せた。七回には藤浪が2番手で登板。最速162キロの直球で七回を2つの三振を奪って、三者凡退に仕留める圧巻の投球。八回は斎藤が三者凡退でつないだ。逆転後の最終回は岩田将が2死をとったあと四球を与えると、最後は尾仲が締めくくった。

 今季の阪神2軍はファーム記録を更新する、18連勝を達成。ソフトバンクとのし烈な優勝争いを制していた。最終回に見せた意地の逆転劇。平田阪神の集大成を見せた。

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