阪神・村上 ファーム選手権まかせろ!練習試合で無四死球4回1失点6K

 「2軍練習試合、阪神3-3オリックス」(2日、鳴尾浜球場)

 ファーム日本選手権での先発に向けて、全く不安を感じさせない63球だった。阪神の村上頌樹投手(23)は2日、練習試合・オリックス戦(鳴尾浜)に先発。4回4安打1失点(自責0)と、1週間後に迫る一戦へ、順調な仕上がりを見せた。

 「パンッ」と気持ちいいミットの音が球場に響き渡る。最速147キロの直球は打者の手元でグンッと伸びた。毎回の6奪三振中、4つを直球で仕留めた。

 持ち前の制球力で四死球もなし。来田に許した適時打も不運な当たりだった。直球に手応えを示しながら「変化球でカウントを取れたり空振りも取れた」と自己評価も上々だ。

 9月30日にウエスタン・リーグは全日程が終了。新人ながら最多勝利(10勝)、最優秀防御率(2・23)、勝率第1位(・909)の投手部門で3冠に輝いた。「今年は1軍で全然ダメだった。その悔しさを来年は1軍の舞台でぶつける」と、新たな目標を掲げる。

 平田2軍監督は9日のファーム日本選手権・ロッテ戦(サンマリン)での先発を明言。「任されたところを勝てるようにしていく、ゼロで抑える、四球を出さない」と右腕は三大公約を立てた。まずはファームで“日本一”の立役者となる。

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