阪神・秋山が10勝目 復調の先発陣に矢野監督手応え「アキも勇輝も次にいける勝ち」
「広島1-4阪神」(11日、マツダスタジアム)
阪神は投打が躍動して2連勝を飾った。先発の秋山が7回1安打1失点で2年連続3度目の2桁勝利となる10勝目をマーク。打ってはマルテが決勝の17号3ランをマークするなど、首位チームの力強さを見せつけた。
秋山は、七回2死まで無安打ピッチングの快投を披露。七回2死走者なしから西川にこの試合初安打となる右翼へソロを浴びたが、後続を抑えて最少失点に防いだ。
矢野監督は「逆にヒット打たれていないからね、どこで代えるかっていうのはなかなか難しいというか。しっかり真っすぐでね、ある程度前半行けたっていうのは大きかったんじゃないかなと思うけど」と評価した。
前夜は西勇が久々の勝利で通算100勝を達成。この日は秋山が3試合ぶりの勝利。先発が試合を組み立てた。指揮官は「残りもだいぶ少なくなってきたけど、吹っ切れるというかね、やっぱりいい投球しても勝てないとか、勝ち星からちょっと遠ざかると、どうしてもリズムに乗れない、また慎重になるとか、そういう部分がどうしてもみんな出るんで。この勝ちでまた、次、次、次ってね、アキ(秋山)も(西)勇輝もいける勝ちになるんでね」と今後につながる先発陣の勝利に残り試合への手応えをつかみとっていた。