阪神・藤浪、五回三者凡退から六回急変3四球降板 矢野監督「本人に聞かないと」

6回、制球難で満塁となり、交代を告げられた藤浪は顔をしかめて悔しがる(撮影・田中太一)
6回、藤浪は3つの四球を与え降板する(撮影・山口登)
6回途中、藤浪(右)を降板させる矢野監督(撮影・高部洋祐)
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 「阪神3-13ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 3点ビハインドの五回から2番手で登板した阪神・藤浪晋太郎投手(27)が1回1/3を投げ無安打2失点。1イニング目は中村、サンタナを連続三振に仕留め、西浦を三ゴロで三者凡退に抑えたが、2イニング目は明らかに制球に苦しんだ。

 回またぎとなった六回は、先頭の高橋と坂口にストレートの四球。続く青木の1球目もボールと9球連続でボールとなり、虎党のため息が球場中に充満した。青木はなんとか空振り三振に仕留めたが、続く山田の打席では暴投からの四球で満塁とした。ここでしびれを切らした矢野監督から交代を告げられた。

 最速161キロを計測するなど、直球の威力は抜群だった。あまりの急変に矢野監督も「それは本人に聞かないと分からない」と表情を曇らせていた。

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