阪神・伊藤将は5回3失点で8勝目お預け ロハス同点弾で負けは消える

3回、ヤクルト・山田(手前)にソロを許す阪神・伊藤将=甲子園(撮影・田中太一)
3回、ヤクルト・山田にソロを浴びうなだれる阪神・伊藤将(撮影・神子素慎一)
2回、ヤクルト・塩見に四球を出しひと息入れる阪神・伊藤将(撮影・田中太一)
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 「阪神-ヤクルト」(8日、甲子園球場)

 伊藤将は5回7安打3失点でマウンドを降りた。

 初回は塩見を三ゴロ、青木を一ゴロ、山田を二ゴロと3人で料理し、順調な立ち上がりを見せた。

 だが、二回、先頭・村上に三塁線を破る二塁打を許すと、中村が犠打を成功させて1死三塁とピンチを迎える。続くオスナに右前適時打を浴びて先制点を献上。2死二、三塁では、投手・小川に右前適時打を許した。

 1点ビハインドの三回には、先頭・山田に甘く入ったカットボールを捉えられ、左翼席へソロを被弾した。

 それでも、四回は三者凡退。五回は1死から山田に中前打を浴びたものの、続く村上を一ゴロ併殺に仕留めて事なきを得た。

 五回の打席で代打・ロハスを送られて降板。そのロハスが同点2ランを放ち、伊藤将の負けは消えた。

 勝てば、13年・藤浪以来のセ・リーグ5球団勝利&86年・遠山以来の球団新人左腕8勝だったが、お預けとなった。

 降板後は、「変化球が高めに浮いたところをきっちり捉えられてしまったことが反省点だと思います。インコースへは投げ切ることもできていたので、良かったところは継続して、今日出た反省はしっかりと反省して、次回頑張りたいと思います」と先を見据えた。

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