阪神・ガンケル ぶっつけ本番7勝目 味方ミスにも動じず七回途中2失点
「阪神9-3DeNA」(26日、京セラドーム大阪)
43日ぶりのマウンドでも、全くブランクを感じさせない。阪神・ガンケルは6回1/3を6安打2失点(自責1)。約2カ月ぶりの7勝目を挙げ、優しい笑顔でお立ち台に。締めの言葉は「チカモト、ハンパナイッテ」。いや、右腕の投球も見事だった。
最大のピンチは味方の拙守も絡んだ、五回2死満塁。一発出れば、同点だ。この場面で鋭い眼光を向け、佐野を二ゴロ。「もしあそこで失点していたら…」と、右腕はベストプレーに挙げた。
リフレッシュで一時帰国し、再来日後は2軍戦の登板が相次いで雨天中止。シート打撃の登板はあったが、“ぶっつけ登板”になった。ただ「すごくいい感じで投げることができた」と不安を払しょく。「1試合1試合、思い切って投げていきたい」と、頼もしい右腕が帰ってきた。
「ラッキーなヒット」と三回先頭では中前打を放ち、バットでも貢献。矢野監督は「安心できるような投球を見せてくれた」と胸をなで下ろした。
外国人枠の関係で、アルカンタラがベンチ入りメンバーから外れた。それだけに、七回途中まで試合を作ったことでも投手陣を救った。首位陥落危機や後半戦初先発の重圧もあっただろう。それらをクールにはねのける助っ人右腕は、やはりチームに必要不可欠だ。
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