阪神・近本 新記録!球宴7打席連続安打 びっくり!九回史上初の申告敬遠

 5回、適時打を放つ近本
 5回、適時打を放つ近本(投手・上沢)
 3回、右前打を放つ近本
3枚

 「マイナビオールスターゲーム2021・第1戦、全パ4-5全セ」(16日、メットライフドーム)

 2年ぶりの開催となった「マイナビオールスターゲーム2021」の第1戦が行われ、阪神・近本光司外野手(26)が三回に右前打、五回にも左前適時打。サイクル安打でMVPを獲得した19年の球宴第2戦から球宴史上初となる7打席連続安打。九回にも球宴史上初の申告敬遠で歩かされるなど“お祭り男”が夢舞台を盛り上げ、敢闘選手賞を獲得した。

 “お祭り男”はオレだ。大舞台でも積極的な姿勢は変わらない。勝利へ導くための一打。虎の選手会長の打棒が球宴でまた爆発した。球宴新記録となる7打席連続安打。19年に球宴史上2人目のサイクル安打を甲子園で達成した近本が、再び球史に名を刻んだ。

 「(記録は)特に意識はしていなかったです。とにかく楽しんで打席に、この試合に入れていたというのがよかった」

 鮮やかに快挙を達成した。2点を追う五回無死三塁で迎えた第2打席。日本ハム・上沢のチェンジアップを逆らわずに三遊間へはじき返した。1点差に詰め寄る左前適時打。三回1死一塁の第1打席でも右前打を放っており、これで球宴史上初の7打席連続安打となった。

 ルーキーイヤーの19年に初めて球宴に選出された。甲子園開催の第2戦では「1番・中堅」で先発出場。初回に新人初の先頭打者弾を放つなどサイクル安打の5打数5安打2打点でMVPに輝いた。

 「(前回の)満員の中の東京ドームと甲子園でやれたことが当たり前じゃないということはすごく感じます。楽しくプレーすることで、また色んな人に何かを感じ取ってもらえたらいい」

 初の球宴は大歓声を全身に浴びた。今は新型コロナウイルスの影響で味わうことはできないが、プレーで見ている人を励ますことはできる。2年ぶりの夢舞台に立てたことに充実感を漂わせ、全力を尽くした。

 絶好調のバット。同点の九回1死二、三塁ではまさかの申告敬遠。球宴では初となる異例のシーンだった。「(捕手の)甲斐さんに『緊張しますね』という話をしたんですけど、それが申告敬遠になって恥ずかしい気持ちになりました」。試合を決めにいく気持ちだっただけに、思わぬ結末に苦笑いした。

 「全国のファンの方に楽しいプレーとか、すごいプレー、試合というのを見せられるように全力で楽しんでやっていきたい」。2戦目で2年連続のMVPをつかみ、虎の切り込み隊長が後半戦に弾みをつける。

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